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■ 一番古い記憶
昨日思い出した中で、私の一番古い記憶は多分、保育園の年中〜年長さんの冬、厚手のズボンが脱げなくて、トイレに間に合わずにおもらしをしまった時の事だ。
おもらしを保母さんにきつく叱られて怖くて泣いた。 泣いたら、保母さんは「泣いたって先生は怖くないのよ!泣いてもここにはお母さんは助けに来てくれないのよ!」と更に怒られた。 私は、「先生を怖がらせるために泣いてるんじゃない!私が怖いと思うから泣いてるんだ!」と心の中で反論していたのを、何故かはっきりと覚えている。 そして、「私が大人になった時、泣いてる子供に「泣いても怖くない!」なって変な事は絶対言わないぞ!」と思っていた。 とは、言っても、本当に5歳のその時にそう思っていたのかどうかが定かではないが、ま、幼い頃のいつかの時点でそう考えていたのは確かだと思う。
そして、小学生の頃、まだ幼かった妹が手がつけられないほど泣き出した時、「泣いてもお姉ちゃんは怖くないんだからね!」と言っている自分にハッとした。 その時の私には、妹が、「泣けば母親がすっ飛んで来て、お姉ちゃんを叱ってくれる、だから、泣いておねちゃんを脅かしてやる!」と思って泣いているように見えた。でも、きっと妹は私が怖くてないたのだ。
子供の事情と大人の事情のギャップみたいなものを、ぼんやりとだが感じた出来事だった。
2002年05月15日(水)
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