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ロバート・ゴダード 「日輪の果て」 このところ、文庫本になった、ゴダードものを読み漁っている。 この、「日輪の果て」は「蒼穹のかなたへ」の主人公ハリーの、その後のものである。 ハリーには、なんと、子供がいた。 それも、天才数学者の・・という紹介文が付いている。 内容的には、高次元パワーというものが、本当に存在するのかというのが、ずっと底流にしかれている。 高次元パワーというのが、そもそもどういう物なのか、主人公のハリーにもわからないように、私にもわからない。 高度のマジックと数学、その関係がどういうものなのか、さっぱり理解できないのだが、・・・ でも、やはり、下巻になると展開も速く面白さが倍増する。 本当の悪人が、まるで、見当がつかない。 最後のどんでん返し。 いつものゴダードらしい展開になるのだが、この本に限り、最後が、それなりにハッピーエンド。 ただ、個人的には、ちょっと、不満の残る作品である。 悪人とされた、レイズンビーの最後の展開は、とてもいいと思う。
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