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ロバート・ゴダード  「日輪の果て」
2001年04月20日(金)

ロバート・ゴダード  「日輪の果て」
このところ、文庫本になった、ゴダードものを読み漁っている。
この、「日輪の果て」は「蒼穹のかなたへ」の主人公ハリーの、その後のものである。
ハリーには、なんと、子供がいた。
それも、天才数学者の・・という紹介文が付いている。
内容的には、高次元パワーというものが、本当に存在するのかというのが、ずっと底流にしかれている。
高次元パワーというのが、そもそもどういう物なのか、主人公のハリーにもわからないように、私にもわからない。
高度のマジックと数学、その関係がどういうものなのか、さっぱり理解できないのだが、・・・
でも、やはり、下巻になると展開も速く面白さが倍増する。
本当の悪人が、まるで、見当がつかない。
最後のどんでん返し。
いつものゴダードらしい展開になるのだが、この本に限り、最後が、それなりにハッピーエンド。
ただ、個人的には、ちょっと、不満の残る作品である。
悪人とされた、レイズンビーの最後の展開は、とてもいいと思う。




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