日々の思い

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五木寛之氏
2001年11月08日(木)

美容院で、見てた本に、五木寛之氏と山本容子さんの対談が載っていた。
五木作品は、前期のが好きなので、最近は、変わったなあと思いながら
、読んでいると、そのわけがわかった気がした。
氏の考えは、こうだ。

たとえば、歌手にしても、自分の、歌を、絶対に守って、その路線を決して変えない人がいる。
しかし、自分は、そうは思わない。
以前の古い読者5人に去ってもらって、新しい読者5人に入ってもらうのだ。

だから、10年前の読者は、「母が、五木さんのファンでした。」といい、いまの、ファンは、高校生など、
「五木さんは文章がうまいのだから、エッセイだけじゃなく、文学作品が、書けますよ」と、いうのです。
と、言って笑っていた。
つまり、氏の作戦は、成功したということだろう。
私は、デラシネであることを、よく話していた頃の、
五木さんが、好きだから、氏に言わせれば、
去っていった5人に入ってしまうのだ。
息子は、そういえば、「生きるヒント」を、熱心に読んでいた。





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