日々の思い

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子供部屋の整理
2001年11月16日(金)

今、子供部屋の整理をしている。
一遍に出来なくて、少しづつやってるのだけど、
なくそうとしている机の中から、ひどく懐かしいというか、
こころみたいなものを発見してしまった。
息子が、この日記を読むことはないと思うので、書き残しておこうと思う。

二男が、中3のころ、ちょっとこころが、通わない時期があった。
今、思えば、たいしたことはなかったのだけど。
その頃、水泳の試合があり、成績が、思わしくなかった精だ。
考えたすえに息子に手紙を書いた。
もうすっかり忘れていたのだけど、その手紙が、引き出しにしまってあった。
それは、先生からの手紙と一緒に入れてあった。
「きみは、きっと、昔をなつかしむあまり、自分の道を探しあぐねているのだろうと思うよ。
だけど、お母さんからの手紙なんて、一生のうち何回あるだろうね。
大事にしなさいよ。」とかいてあった。
息子は、母からの手紙を先生に見せていたのだ。
この先生は、息子の祖父がなくなったときは、毎日やってきて、
手紙を渡してくれた。
忌引きが三日あるが、その三日間、毎日だ。
父母をいたわるようにとか、きみが元気でいられるようにとか、、
いろんなことを書いてあった。
片付けることを中断して、すっかり過去に浸ってしまった。
今、少しづつ、母の気持ちが、わかるようになってきている。
こんな状態で、すっかり後片付けが、終わるのは、いつになるのだろう。

息子は、昔を懐かしんで、と、先生がいみじくも言ったように、

今、北の大地で、暮らしている。





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