夕べ夜半から、しっかりとした雨の音。 昨日はまるで夏のような一日だったのに。 雨音を聞きながら先日、山歩きをしたときに見つけた、小さな祠に立てかけてあった、手作りの箒を思い出しました。 ほうき草という春先に芽吹き、夏に新緑、秋に実を結び真っ赤に紅葉する一年草があるのです。その草を、手元を結んで、乾燥させる。 そして、形を整えると、小さな手ほうきができるのですが・・・ その芽がたくさん出たので、もらいにおいでというので、今年は、私も、育ててみようと思っています。 それから連想するのは、源氏物語にある「ははきぎ」のはなし。 雨夜の品定めは有名な源氏物語、帚木(ははきぎ)にあるくだり。 光の君と空蝉の間で、和歌が交わされるのですが、 「あるように見えてそばによれば、(あなたの姿は)、見えない。」と、源氏 私は(ははきぎに)姿を変えたのです。」と、空蝉 この時代の意志の伝達方法は、今の私たちよりも、数段、心に響くものだったように思います。 この、「ははきぎ」という言葉、母の意味でも使われています。 「沙羅 源氏物語」のサイトにはお母様が、読まれたうたが、載せてあります。 悲しみに満ちた母の思いです。
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