水曜日に映画に行った。「トータル・フィアーズ」なぜ英語の題名になったんだろう。「恐怖の総和」のままがいいのに。 トム・クランシーの原作なのでもちろん以前に読んでいる。 で、どんな感じだろうと見に行く。 アクションとして見るだけなら良いのかもしれないけど、でも「これは違う」と思った。 きのうのクローズアップ現代を見た。 イスラエルとパレスチナから子供たちが日本にやってきて日本の家庭で、一緒に11日間を過ごしていた。神奈川の市民団体が起こした行動だった。 やってきた子供たちは、それぞれ父親をテロで亡くしたり、いとこを殺されたりしている男の子。言葉も違っているので、片言の英語で、交流を図っていた。はじめて見た平和、この子供たちの目に日本はどんな風に移ったのだろう。 心を通わせ始めたころ、テロ事件が起こった。 テレビで見ていた子供たちの一人パレスチナの少年がインタビューを始めたことからお互いの家族のことをしゃべりだした。 彼らの言葉からは、恨み言は出てこなかった。 僕たち子供の中から首相を選べたらいいなと言ったイスラエルの子。 早く平和になって欲しい、僕たちが大人になったころに実現するといいなといっていた子。 彼らは楽しかった11日間が過ぎてそれぞれが別の飛行機で帰っていった。 あの子達が、20歳になるころまで、あと12年から9年。 その間に、憎しみの連鎖が止まることは無いだろう。 兵士として出会ったとき、彼らはどれほどの悲しみを背負うことになるのだろうか。 映画では、報復の連鎖をジャック・ライアンが見事に取り除いた。信頼を切々と訴えたことでロシアの大統領がまずは心を決めた。 結果アメリカの大統領は怒りにませた選択を止めることができた。 あの少年たちの心の叫びを大人たちも聞こえてるはずなのに、宗教が絡まるとなぜにここまで引き裂かれてしまうのか、悲しいことである。
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