息子たちは、30日に、それぞれ心を残しながら帰っていった。 前日から、すっかり無口になった二男、でも向こうに着いたときは、もう元気だった。この前は続きを書くつもりだったけど、やっぱり書くのを、止める。 昨日は、夫の54歳の誕生日、そして定年退官日。 朝早くからでかけ、あいさつ回りやら、見送り行事やら、それに殆どのどを通らない昼食会やらを終えて、大きな花束を戴き家にとにかく帰り着いたのは、3時少し前。 3時までに終えたい用事をぎりぎり済ませ、その他いっぱいの仕事を終わらせて、家に落ち着いたのは、7時を過ぎていた。 ああ、これで、明日からは、別の人生、新人の会社員になるんだなあと、 夫は感慨深げにつぶやく。 34年間という人生の中で一番いい時期をすごしてきたわけだから、次から次にいろんな思いが沸き起こっているのだろう。 でも、今日はとにかく疲れた。 出世とはまるで無縁の夫だったが、見送ってくださった250名もの方たちのかけてくださった一言一言に夫が、職場でどうだったのかがよくわかった。 私たち夫婦にとって、昨日は別の意味でも重大な日だった。 この日を迎えられたことを心から感謝している。 今朝は、新人一年生として朝早く出勤して行った。 もうあと12年は、私もお弁当つくりをやりたいと思う。
|