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漂白人からの便り
2002年12月27日(金)

ぜひ紹介したい本です

作者のジェフリー・S・アイリッシュさんは、アメリカ、カリフォルニア生まれ。
エール大学卒業です。
その彼が日本の企業に就職して、その後普通では考えられない生活を始めるのです。
鹿児島県の小さな島、下甑島にわたり、定置網の漁師になって暮らします。
その後、ハーバード大学大学院にはいり、京都大学に留学、卒業後鹿児島県川辺町に定住して、その時に南日本新聞に連載されたものが出版された本がこれです。

経歴から見て、興味がありますが、いつだったか、京都に住んでる時の映像をテレビで見た記憶があったのです(もしかしたら別の人と勘違いかもしれませんが)
その時、ものすごく日本的な狭い部屋に身体を折り曲げるようにして住んでいる彼を不思議なものを見るような思いで見たことを覚えていたのです。

ネットのお友達のところで、彼の紹介を読んで確か、この人は・・と
思っていたのですが、本が発売されたのを知って、早速読んでみたのです。

鹿児島での暮らしがのびのびと、実にのびのびと書かれています。
「漂白人」は、なんと蛇と一緒に暮らしたり、だんご虫と暮らしたりなどと言うビックリする内容から始まる。
紹介したい文章はいっぱいあるんだけど、できれば読んで欲しいと思う。
「面白い面白い」、「へえ、こんな暮らしできない」などと次々読み進んで
いくうちに、完全にとりこになってしまう。
やさしい日本語で書かれているので、読みやすいことも大きな要因だけど、
彼は、「漂白人」というより国際人いや、完全なる地球人なのだ。

あちこちで、出会った人たちと、うわべだけでない本当の人間同士の付き合いがある。
彼の家族がどうであるかとか、アジアの国々の人たち、アメリカの人たち、ベルリンやローマやいろんな国の人たちの姿が、すぐそこにいる人のような錯覚を受けるほど身近な言葉で書かれている。

父親と母親、そして彼の関係は、とても複雑なんだけど、家族っていろんな形があってもそれはそれでいいのかもしれない。
家族が好きなことには変わりはないのだから。

南日本新聞社から出版されている。
このお正月に是非手にとって読んで欲しいと思う。



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