今日は母の日、といってもわが子供たちは「ああ、母の日、そうだったね。はははは・・」で、終わってしまうのだけど。 でも、とっても嬉しいことがあったのだ。 ピンクのカーネーションが、そっと添えられたような、手をかざすと胸の奥まで赤い灯がともるようなそんな嬉しいこと。 書いてしまうと、それが夢であったりして、消えてしまうと怖いのでこっそり自分の胸の中にしまっておこう。 ●独身のころ、私は殆ど偏った仕事人間だった。 両親が結婚話を持ってきても「私がいなければ会社がつぶれる」などと言って聞く耳をもたなかった。 結果、当然のことながら、私がいても会社はつぶれた(笑) そのころ、上司だった方が、ご自宅のある奈良に帰られる事になり、私に「向こうへ戻ったら、自分で事業を始めるつもりなので、どうだろう、私のところに来てくれないだろうか。家に住めばいいし、もちろん、いい結婚相手も見つけるつもりだから」「是非、親御さんにも話しておいて欲しい」といわれた。 そこのお宅は、奥さんと養女にこられたお嬢さんの理想的な暖かい3人家族だった。 会社の最後の整理にしばらく通っていた私は、ちょっと心を惹かれたのだけど、両親は特に母は、きっぱりと「とんでもない」と一言で退けた。 「今まで、これだけ仕事をしてきたらもう十分でしょう。ほかの事を考えなさい」と、てんで取り合わなかった。 それまでの私は、給料や、ボーナスの闘争などがあれば、殆ど徹夜の仕事をしていた。 その上司は、「残念だなあ、でも親御さんの気持ちはわかるし、諦めるしかないな」ということで、その話は、終わったのだけど。 人の生きていく道というのは、ちょっとした、運命のいたずらや、思い余るほどに考えて決めた方向とか、選択肢はいろいろあるように若い時には、考えたものだけど、過ぎてしまった今では、「なるようになっていくものだ」と考えるようになっている。もしかしたら、日ごろ考えないでいい時間を送っているからだろうか?
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