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土井たか子さんのこと
2003年11月13日(木)

土井さんが党首を辞任した。
私は別に社民党ではないのだがある時期土井さんには羨望のようなものを感じていた。

社民党は社会党時代には炭鉱や地区労、国鉄など組織に労働組合を次々と作っていき、労働者の味方として華々しく活躍していた。
でも、この頃会社にやってきていた地区労系のオルグはただ大声で怒鳴るだけで大嫌いだったけど。

私の父親は国鉄職員だったので、選挙のときは社会党に投票していたし、母親は地域の付き合いだといって自民党に投票していた。私はというと、会社が繊維産業だったので、その頃あった全繊同盟の関係から今はなき民社党に投票して、今思えば家族がそれぞれの党に公平に投票していたことになる。(考えてみるとちょっとおかしいが)

土井さんが始めて登場してきたとき、「ああ、女性もやっと自分の意見をはっきりといえる時代が来たんだ」と、感動したものだった。
たしか大学の教授だったと思うが、そこを潔く辞めて政治の世界に飛び込むなんて、なんて素晴らしいと・・・

そのうちに党首になって、マドンナ旋風を起こして、若々しかった土井さんが衆議院の議長になってしまった。
そのときは、「ああ、ちがうなあ、女性の代表としての土井さんのままでいてくれたほうがいいのに」と思ったものだ。
そして、私にとって羨望だった土井さんはいなくなったのだ。

そのごは、社会党は社民党に変わり、どんどん小さくなっていった。
多分、このまま消滅していくのだろう。

でも、土井さんには女性の代表としてこれからも活躍してほしいと思う。




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