日々の思い

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子供の虐待?まさか。
2003年12月02日(火)

もうかなり前になるが夫が散歩から帰ってきてしみじみ言ったことがあった。
「実は、母親が子供を虐待してるところを見たんだ。あれはどう見ても虐待だった」と。
私はどういうことかと聞いてみた。

散歩に行くいつもの道のちょうど真ん中辺りのところから、大きな声が聞こえたので、聞くともなしに聞いてしまったそうだ。
でもあんまりはっきり聞こえるので、顔を向けてみると家の前でまだ若い母親が小学生くらいの子供叱りつけていたそうだ。
その声と言い、言葉と言いあれは間違いなく虐待だよと、夫はいった。
何て言ったのか、どんな言葉なのかは言わなかったので私は「ふーん」と言うくらいで聞き流していたのだ。

昨日のこと、自宅から出てきたらしい車が道路の中央に止まって、子供に話しかけてるのを見かけた。どうしてあんな真ん中に止めているんだろうと思いながらもちょっと犬に気を取られていると、次に気がついたときはその車がユーターンして走ってきた。
そして、やっぱり子供と話していた。

歩いて通り過ぎるときによく見てみると、若いお母さんが一年生と思われる小学生に何か怒鳴っていた。最後の言葉は「わかった?」だった。そして歩いて1分くらいにある家(子供が入っていったのでわかったのだ)とは反対の方向に走り去った。
その子は学校からの帰り道、ランドセルに黄色いカバーをかけている。
お母さんらしい人の怒鳴り声に近い「わかった?」に、夫の話を思い出した。

そういえば、たしかこのあたりだったようだ、と思って見ていたら車が走り去るのを見送った男の子は、後からやってきた女の子と並んで歩き出した。
女の子はなにやら慰め男の子はすっかりうなだれている。
その子達は特に帰りが遅いわけではなく、周りにも、三々五々子供たちが帰っている。

すぐに家に着いて女の子と別れた男の子はかばんを下ろしかばんからキーを取り出して鍵穴にに差し込み玄関をを開けていた。

多分、お母さんは息子にちゃんと宿題をするように言ったし、お帰りと迎える時間もなかったのだろう。
あのお母さんは、きっと子供を厳しくしつけたかったんだろうな。
夫は、声にびっくりしただけだろう(多分)

ねえ、君。
君はきっと強い男の子になるよ。だから、頑張るんだよ。
家も、もうちょっと私が強かったら、子供達もたくましくなったろうなとちょっぴり反省してるもん。



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