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博多駅の交通センターでバスを待つ。 時間どおりにそのバスは停車位置に来たのだが、いったん先に通り過ぎ、少しバックし、そこでドアを開けたにしては、先方が動かないので?と思っていると、まだバックをやり直していた。先頭に並んでいた人たちは苦笑いをしていたし、何台もバスが停車してるせいで、指定位置に止めにくかったのかなと思いながら私も乗り進んだ。 次のバス停に止まったときになにやら騒がしい。 どうしたんだろうと首を伸ばしてみると、その運転手さん、バスの料金表をまったく違った行き先にセットしてしまっていたのだ。 降りる人が料金を払おうとして、異変に気づき注意をしていた。 そこで、彼(運転手)はおもむろにバスを止め、前方の料金表をセットし直した。 その後降りる人毎にどこからですか?乗り継ぎではありませんか? と、たずねることになる。 そのバスは、博多駅発だから乗り継ぎの人はほとんどいないのに、ま、確認のためだから仕方ないかと納得した。 途中からものすごい豪雨となった。 高校生で集団で乗ってきた1人が降りたときだった。 「もし、お客さん、お客さん、今降りたお客さん、学生さん」と、大声で叫んだ。 「いま、いくら入れましたか?」 もしかしたら、その学生、料金を間違っていたのかもしれない。 しかし、ものすごい豪雨、傘も持ってない。 大急ぎで走っていってもまあ、仕方ないかも。 彼(運転手)は、その後も少しの間、バスを停車させたまま待っている。 走り去った学生のことをやっとあきらめた彼、 今度は、 私が降りるバス停で私の前に降りようとした女性に一言 「丸めないでくださいね。詰まって困るんですよ」と注意をしている。 (バスに乗るときにとる番号が書かれたチケットようのもの)を その女性がどれくらいに丸めていたのか知らないけれど、 雨がバックミラーにすごい勢いで当たっていてバスのステップのところからも降り込んでくるほどなのに。 その女性の次に降りた私は自宅まで3分くらいなのに、傘はあってもすっかり濡れねずみ。 勿論バスのせいでなく雨のせいだけど・・・ なんだかなあ・・と思った運転手さんだった。 ・・
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