キッシンジャーの日々
キッシンジャー



 一日寝ては、一日起きて…

そんな生活をしていると、体は正直なもので


疼き始めやがったぜ。


起きてる最中、プルプル体が震えるんですよ。


そりゃ、かまとおばあちゃんは楽やわ


と、羨ましく思います。


だって、自分の生活の全てを家族に任せて


自分はベッドの上で寝てりゃいいんですもの。


健全な若者があのバアチャンみたいにやってみい。


腐っていくんですよ。


体が。


ええ、そりゃひどいもんですよ。


そうやって腐ってく自分を


まるで他人事のように眺めちゃったりしてしまうんですよ。


まともな思考回路じゃやってけませんね。


異常です。


だから、かまとおばあちゃんもきっと異常です。


異常な精神の人間が


ギネスに認定されて


テレビに映されて


歯の無い皺くちゃの顔を大衆に見せびらかしてるんですよ。


それを真面目な顔で報道するニュースキャスターも異常です。


異常ってのは伝染するんだ


と、このとき思い知りましたね。




もっと昼間に行動したいです。


だって夜は寒いんですもの。


だって一人は寂しいんですもの。


ああ、僕はまだギリギリのところで


正常かもしれない。

2003年01月30日(木)
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