キッシンジャーの日々
キッシンジャー



 春の雨

曇天の夜

盛り場でビールを飲む

人一人に
ドラマが一つ

終わることのない人情劇

何気なく進んでいく舞台上

誰が満足するでなく

誰が気にするわけでもなく

幕を下ろすも役者次第

それでもそこには
涙あり
笑いあり

少し切なくて
少し甘苦い

醜くて
美しくもあって

語り尽くせない
ものがある

人はそれを

と呼ぶ

2005年05月01日(日)
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