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■ 病院の寮にて
病院の寮は思った以上に
薬品臭くて、
少し眩暈がした。
広島にバイクで帰ってすぐに、
4年の付き合いがあるコと
お酒を飲んだ。
久々に会ったので、
とても楽しかった。
僕は最近飢えているらしく、
その日は少し駄々を捏ねてみた。
するとそのコが、
僕を誘った。
僕は、寝た。
床に。
結局何も無く朝帰っていったのだが、
それから
彼女から何回か連絡があった。
「ウチらの関係ってどうなん? 私のこと、どう思ってる?」
…彼女の期待する答えを、
僕は持っていなかった。
「すごく大切な存在だよ。 でも、俺はお前を幸せにはできない」
確かそんなことを言ったと思う。
残酷ですね。
こんな時、
言葉って残酷ですよね。
どうしようもなく
哀しくなってきて、
僕は、
夜の広島をバイクで駆け、
駅裏の仏舎利塔へと向かった。
そこで、タバコを
3本吸った。
広島の夜景は、
どんな時でも、
受け入れてくれる。
それがとても嬉しく、
そして、
切なかった。
大阪に戻ったら、
部屋を掃除しようと、
心に誓った。
2005年08月12日(金)
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