2004年07月29日(木) |
死へのロード・ムービー |
ボロボロの状態で寝て起きて冷やし中華食べてシャワー浴びて、 「さて何をしようか」と思ったときにこの前借りた『デッドマン』を見ようと 思った。 明日はどうせ疲れてるし明後日は仕事のあと飲み会だ。 返すのが日曜日なのに当日見れる体力・気力が残ってるとは思えない。
ほんのちょっぴり粗筋は知ってた。 でもそれはほんの冒頭部分だってことはすぐ分かった。
やられた。
やられたよジョニー。
そりゃ確かに最初はリップをつけてるのか、CMに出れそうな唇とか スリーP−ホロウ系の可愛さに喜んでたよ。 確かにそうなんだけど・・・だんだん自分でも顔が真剣になってくのが 分かったっていうか・・・ 死に対する考え方・死に対しての姿勢・死の迎え方etc・・・ そんなものがとてつもなく甘美に思えてしまった。 「こんな死に方をしてみたい」と。
”未熟な人間の特徴は名誉ある死を選ぶこと。 成熟した人間の特徴は卑小な生を選ぶこと。”
うろ覚えだけどこんなことを言ってた哲学者がいたっけ。
深い映画。 深い映画だったよ。
そしてまた私はジョニーを好きになってしまった。
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