蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




かたづける男
2002年12月27日(金)
本日は、この時期恒例、
大掃除作戦決行の日である。



床に散在する、
雑誌・書籍及び書類の山々を見るにつけ、
作業開始前からすでに戦意を50%程減退させつつ、
まずはこれらの山を崩壊させることからスタート。
中から1年前に作った仕様書やら、
買って以来2年以上手をつけていない、
大江健三郎の小説などが出来て、
その度にげんなりさせられる。

学校の課題として作った企画書などは、
1年生時の作品から流れを追って見る限り、
段々システマチックになっており、
それなりに成長を実感できるのだが、
その反面、
年々企画内容の新鮮味が薄れているのも事実。
思わず鏡を見つめ、
「お主も老いたな」と呟いてしまった。



ようやく床面に作業面積が確保されたところで、
今度は、
最近全く手付かずであり、
自分の中では禁断の領域であった、
「机の中身」に手を入れる。

我が事ではあるが、
小学校の通信簿において、
「整理整頓」の欄に、通算6年間、
ひたすら△印が付き続けた、
という事実も素直に頷ける有様。
恩師高橋先生の鬼瓦顔が思わず脳裏をよぎる。

年度明けには、実家を出ることも想定し、
「いるいらない」の判断に迷うものも、
今回は豪快に捨てていくことにした。
引き出しの奥底からは
有難いお便りや、
とっても心温まる記念品などが、
次々と発掘される。
感謝してもしたりないのだが、
わりとあっさり捨ててみた。
ちなみに、
その心温まる記念品とは、
以下のような物達である。


こんな物を贈られる俺の青春って…

何かが発掘されるたびに、
その品々との邂逅を果たすので、
作業が思うようにはかどらない。
思い切って引き出しを机から外し、
新聞紙の上にひっくり返してみたところ、
使い切ってない100円ライターが、
18個もあった。
ああ、若かりし日の過ちよ…。



その他にも、
大掃除には様々な発見がある。

・4年前の自分はやはり若かった。
・4年前の恩師はこざっぱりしていた。
・部屋の片隅にひっそりと鎮座おあしたプレステが、
 実はひっそり息を引き取っていた。
・最近よく見る家蜘蛛は、
 実は本棚の影で産卵していた。
・どうも最近、部屋で異臭がすると思っていたが、
 その原因が、かつて先輩からいただいた、
 「ジャイアントスコルピオンの剥製」
 にあることが判明した。
 ていうか、剥製になりきれてないじゃん!

などなど。
いちいちその都度卒倒しそうになるので、
思うように作業が進まない。
進まない…。



夕刻。
掃除機がけ、モップがけを終え、
ようやく大掃除終了。
半日に渡った作戦はようやく幕を閉じた。

部屋の入り口に立って、
腰に手を当て部屋を見渡す。










思ったより
綺麗になっていなかった。






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