蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




値段相応。
2003年05月09日(金)
今まで、字を書くにも絵を描くにも、
同じシャーペンを使ってました。
絵を描くにしては、
あまりいい心掛けではないんですが…。
どこで買ったのかも覚えてないくらい使い続けてきたもので、
これは物持ちの悪い僕には珍しいことでした。
まぁ一応、僕なりの愛着ってやつです。

それが一昨日、
画材屋に紙を探しに行った際、
ふと魔がさしまして。

STAEDTLERの0.5mm。
シャーペンのくせして1000円もしやがりました。
どうせならと思いまして、
芯も同ブランドで揃えてみました。

帰ってくるなり早速開封。
同じく買ってきたばかりの上質紙に、
早速線を引いてみました。

「か、変わらん…」

後悔後先立たず。
手の中には黒々と輝く1000円のシャーペン。
「散財」。
大袈裟ですが思わず眩暈がしました…。




しかし、しかしですよ!?
今日、机に向って絵を描いてて、
ふと思い立って、
あまりのショックに机の奥にしまいこんだ、
「1000円シャーペン」
を取り出し、これで絵を描いてみたんです。

違う!!

これが全然違うのですよ、今までのシャーペンと。
ビックリしました。
線引いただけじゃわからないんですが、
それを繋げて絵にする時、
明らかに筆の進み心地が良いんです!
今まで使ってたやつとそのシャーペンを並べてみても、
見た目こそ違えど、
基本的な構造にはそう大差ないように見えるんです。
でも、明らかに使いやすい。

こういうご時世なもんで、
ついつい安い物に目が行きがちですが、
「道具には金を掛けろ」
ってのは確かに言えてるかもしれませんねぇ。
いやー、なんか嬉しいなぁ。




My追加



設計*しゑ(繊細恋愛詩)
感謝→HP WAZA !
素材著作権且感謝→M3