蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




乾敗
2003年10月22日(水)
最近面接官の目が怖い。
笑っていない、あの「目」が怖い。

自分の中でもある程度類型化されてきた質問。
答えもわりとスムーズに出てくるようになった。
適度に場を和ませる話題も取り入れているつもり。

しかし、
面接官は笑わない。
いや、笑っていたとしても、
頬から下だけが動いていて、
「目」は笑っていない。

もっと最悪なのは、「失笑」。

寒い。
面接官も「寒い」と思ってるんだろうが、
こっちは全身に悪寒が走るような思いだ。
手に変な汗を握りながら、
体が丸まりそうになるのを何とか堪える。
しかし、声の張りまでは保てない。
気持ちがどんどん萎え沈んでゆく。
これ、最悪のパターン。

道を外れ、崖から転げ落ちていく人間には、
失笑がお似合いなんだろうな…。
そんなことさえ考える。
そこで「敗退」が確実になるのを理解しつつも。



今日、
今までに頂いた不採用通知の数が、
10を越えた。
受信トレイに並べられた「敗退」の証。
屈辱の記念日。



しかし、不思議と気分は塞ぎ込んではいない。
立て直すべき部分は少しづつ整理されてきた。
あとはやるべきことを粛々とこなすのみ。

負けん。負けんよ。負けられんのよ。




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