いっしょくんの日記

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2002年08月23日(金)  おじぞうさん

 私が子供のころからイエイエ・・・・
 もっともっと昔からある
 お地蔵さんのお祭り
 
 長い参道には
 両端に屋台がひしめき合い
 それを覗きながら練り歩く人で
 細い道はラッシュアワーのようだ

 子供のころから この日は楽しみだった
 そうは買ってもらえない
 駄菓子やおもちゃ・・・
 横目で眺めたやきそばにたこやき・・・
 昔はお腹を壊すからと
 言いくるめられた!?ものだ
 
 確かに・・・
 ひとつのパック500円の焼きそばは高い
 でも その場の雰囲気で
 どうしても食べたくもなり・・・ 買いたくもなり・・・
 ひとつのパックを みんなでつついて食べるのも
 楽しかった
 
 朝から娘たちは お財布をひっくり返していた
 638円・・・
 いまどきのお祭りではなにが買えるだろうと
 横目で眺めて 心の中でつぶやいていた
 お金が足りないとも・・・欲しいとも言わず
 ひたすら数える・・・
 そのうち お金の蛇・・・とか言い 
 ならべて遊んでいたが 
 「お祭りに行ってくるね」
 と妹と飛び出していった
 日ごろから金銭感覚がいまひとつだから
 「ください」と言ってから 足りなかったりしている事だろうと
 想像していた
 「ただいまっ!」
 帰ってきた下の娘の手には
 透明のプラスティックでできた 動物・・・
 お玉いっぱいすくいたい放題で 250円だったらしい
 シャボン玉のような色合いで かわいらしい
 お姉さんのほうは ゴムボールか
 べっ甲飴あたりかと思っていたら
 ガラスのウサギだった
 『あら 珍しい』
 珍しかったのは ウサギではなく
 それを選んだ 娘のことだった
 3センチほどの白いウサギは
 耳が桃色にほんのりと染まり
 楊枝の先ほどの真っ赤な目がついている
 いつもどたばたとしている子が
 こんな繊細なものを選ぶこともあるのかと
 そう思った

 年に2回の地蔵祭り
 子供の欲しがるものが変わっていくのも
 楽しみになると感じた



     おじぞうさん


     参道を歩くと

     亡くなった身内に

     そっくり似ている人と

     遇えると言う

     不幸があった後の3年間は

     続けて歩く

     人の波に愛しかったあの人が

     きっと遇いにくると信じて


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