お友達に「モンスター」を借りて 一週間が経ちました 18巻読破しましたよぉ 久しぶりのコミックでした 読み応えありますね
「モンスター」は いまケーブルの アニマックスでも放映していますが なかなか面白いです サイコサスペンスは好きです でも 読み終わったときの感想は 「がくっ・・・」だったのです 「終わりじゃないのか・・・」と思ったから・・・ あれで終わりなの? ヨハンは生きているし またいなくなっちゃったわよ? 物語の始めから犯人はわかっているのですが どうして殺人を犯していくのかが とても面白い設定になっています いかにもありえる話だからかな ドイツは人間を殺人兵器に育てる実験をしていた それによってできた人格は? 実験は失敗だったのか・・・ 人として育てないということはどういうことか 喜怒哀楽 愛情を受けないとどんな人間になるか 本当の恐怖とは 孤独とは・・・ 実験のためにそんな育てられ方をした子供がいて 復讐のように殺人が起きるのですが 自分の手は汚さないのです 殺意や恨み憎しみもない 「ただ殺す」ことの恐ろしさ 自殺に追い込んだり巧妙な手段で他人に殺させたりするのです 自分が誰かわからなくするのに 自分を知る人を消していく 名前も与えられずに実験の材料として扱われ 「死」だけが平等に与えられるという 全部は伝えられない・・・ぜひ読んでみてください
誰の中にもモンスターは居る・・・ モンスターが自分の中でお腹をすかせて 自分を食べてなかから出てきて すっかり自分はモンスターになってしまう 自分の中のモンスターは 何かをきっかけに簡単に自分を食い尽くして 出てきてしまうのか・・・ 自分もそんな状況に置かれたら 人を殺すだろうか・・・ なんだか 人が怖くなるような話です よく母が「お化けも亡霊も怖くないわね 生きている人のほうがよっぽど怖いわよ」 なぁんていいますが そうなのかもしれないな・・・
おもしろかったですよ
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