卒業式でしたよ
上の娘は主役 下の娘は贈る言葉を間違えないかと どちらも緊張した朝でした 娘の小学校は 運動会にしても学習発表会にしても 演出がとても楽しくよくできています 卒業式は舞台に向って右が1組左が2組の父兄が座ります その前を同じように左右に在校生が座ります 卒業生はそれぞれのクラスの父兄の前を ゆっくり落ち着いて歩いてきます あ・・・娘 私に気付き笑顔を隠すように口をもごもごさせて 歩いてきます 私の前を通り過ぎると 私の涙腺は緩んでしまいました 卒業証書をいただきまた父兄の前を通ります よく考えられたもので 何度も我が子の姿を目の当たりにできるようになっています 市議会や教育委員 市長代理の祝辞をいただき いよいよ緊張の「よびかけ」です 学校自慢じゃないですが この小学校は授業の終わりと開始にチャイムがなりません みんなが時計を見て動くのです そんな方針ですから 呼びかけの開始も5年生の男の子の 一声からスタートします 卒業生が入場するときも 「卒業生のお兄さんおねえさんが入場いたします」 と 5年生が言っていました 呼びかけはものすごく長いものなのに 呼吸が乱れないことに気がつきました 後で聞くと 先生が呼吸を覚えさせるのに 「おにいさん(パン)おねえさん(パン)」 といった具合に合いの手を入れていくのだそうです みんなが心の中で(パンパン)(パン)と 呼吸を入れていたのです リズム感や間の取り方が上手いはずですよね 呼びかけの間に低学年5年生卒業生の思い入れの曲を それぞれ歌い 呼びかけ 歌 呼びかけ 歌 と進んでいきます とても感動的でした 学校自慢その2ですが・・・ この小学校は「起立」「礼」「着席」といった号令もありません 中学の説明会で「礼っ!!」の掛け声に この小学校の親子が飛び上がってしまったものです 娘に聞いたところによると 「先生が頭を下げるのと同じに下げるように言われてる このくらいかたむいた頃に頭を下げるとちょうどいいの」 と 手のひらを使って説明してくれましたが 1年生のうちからそれが当たり前になっていて 誰もしてない子がいないのです 式が始まる前は思い切りがやがやしていましたが 始まったらぱったりと静粛になる姿にも いつものことながら感心させられます 細かいことですが 大切なことだなと気付かされます そういう面でも 躾られたことに感謝です 下の娘がこの日を迎えるのにあと5年です その時の私はどんな心境なのでしょう
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