担当YさんのとなりにすむNさん 2人とも精神病です Yさんは95歳 Nさんは84歳です Yさんは裕福に暮らしてきて 今も4人の子供さんたちはそれぞれに成功して なに不自由なく贅沢に暮らしています Nさんは結婚歴がなく弟さんの収入だけで ここで生活をしているので 余裕があるわけではないようです 働き詰めで今があるNさんからみたら 働かずに奥様をしてきたYさんは どんな風に見えるのでしょう NさんはことあるごとにYさんのあげあしを取り 馬鹿にして 下に見る事で自分を保っているところがあります 今までお高いところにとまっていたYさんにとって それはとても屈辱的なことで 時には我を忘れるほど悔しがります ヘルパーには 喧嘩をするほど仲がいいと思われています YさんがNさんの突然の中傷や Nさんの勝手な思い込みによる物盗りに たまりかねてヘルパーに訴えると ヘルパーはNさんに注意し Nさんが血相を変えて「言いつけ口をした」と Yさんを怒鳴りつけに入り込んできます 言うに言えなくなってしまったYさん 泣き寝入りをするしかないのか・・・というところです 持ち上げないと機嫌が悪いNさん 機嫌が悪いと人をこけ落とすNさん Yさんにも非があることを認めて それでもそれ以上に非情なNさんの仕打ちを 受け入れていくしかないことを Yさんと話し合いました 「あれでもいいところもある」というYさん 『それは私もそう思うよ でも口は悪い』 実際私も よく怒鳴られます Yさんばかり特別扱いをするから・・・ でもYさんに雇われているからそれは当たり前なのですが それが納得いかないのでしょうね
機嫌が悪いときは口が悪くなる 私も嫌味を言われ怒鳴られていること 逆に機嫌がいいときもあること こういうNさんという人を「こういう人だ」と 受け入れましょう 本来なら受容されるのはYさん本人なのに なんだかおかしなことになってしまいました もしも・・・この状況を利用するならば Yさんと共に「Nさんを受け入れる」ということで Yさんに客観視する目が養われて ロールプレイイングでYさんが自分の症状を 軽くすることができたら 人付き合いによる治療効果ができたら Nさんの存在も上手く利用できるでしょう
「Yさんを理解するには まずNさんを知ることから」 今の私の結論です
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