2月のムービーチャンネルで 何度も放映している映画です
関心を持って観ていても 始めだけだったり 途中だけだったり 終わりだけだったりと なかなかまとまってずっとは観られないのが悩みです
テーマは尊厳死 私は高校生のときから ボランティア活動を始めて 頸髄損傷の多くの人たちと過ごした時期があります 自由に過ごす権利を手に入れるため 行動範囲を広げるため 理解を求めて 彼らの手となり 足となり 目となって 可能な限り 力になる努力をしました 生きる権利
誰にでもある生きる権利 死を選ぶ権利は あるのでしょうか 死を選ぶ権利を認めるならば 自殺は尊厳死となります
尊厳される死
何故死を望むのか 人の手を借りなければできない自殺 何故自分は死を望まなければならないのか 一度も楽しくなかった人生 一度も・・・一分一秒も 心が解き放たれることがなかった日々 愛しているなら死を認めるだろう こんな日々を終わらせてくれるだろう
愛が望む死
私が出会った彼らが 死を望み尊厳死を望んだとしたら 一人の死を認めてしまったら 数多くの死を認めていかなければならなくなる 秩序を守るため ひとつの死も認めることができない 死を望む心を理解できるが 死は認めない
では 死とは何か
生きるとは何か
この映画を観るたびに 涙の量が多くなるように思います
穏やかな死 静かな時 本当は望んでいなかった死 望んで欲しくなかった死
もしも私が四肢麻痺になったら 私も死を望むのでしょうか 死なせてくれる愛を求めるのでしょうか
もしも・・・私だったら
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