告白をした彼女が またしても驚きの事件を起こしました
昼食から戻る途中 ヘルパー室の前に近づいたときです 「○○さんあっちに行こう」 入居者の手を引くヘルパー なにやらざわざわと落ち着かず 人の出入りが激しいのです すると 「そう言ってないじゃないですかっ!」 おや?誰か怒ってるの? 「そんな風に言ってないですっ! どういう意味ですかっ!」 ちょっと主任の声に似ていたのですが 次第にその声は叫び声に変わり主任じゃないことがわかりました 「どうしてですかっ!どうしてそんなこと言うんですかっ!」 と もうヒステリックに怒鳴り散らしています Yさんと私はヘルパー室の前を通るのに もう 目がまん丸で 心臓ドキドキです ・・・どうしたんですか? 主任 副主任 ヘルパー相談員も うろうろと様子を伺います 男性のヘルパーがなだめるように 「そうじゃなくて そうするといいと・・・」 と 穏やかに話しかけていますが まったく無視してぎゃあぎゃあわめくわめく・・・ 張本人は告白の彼女でした・・・・ 廊下で様子を見ていた数人のヘルパーに 『・・・すごい剣幕ですね・・・大丈夫ですか彼女』 「大丈夫な人じゃなかったみたい・・・」 2 3日の様子しか見ていないのですが 『・・・何しに来てるんだろ』 思わず小声でボソッと吐いてしまった私です
部屋に戻ったYさんが 「誰が大きな声出して・・・・えらいことやな 誰やった?」 『・・・・○○さん・・・だねぇ』 「○○さん?????」 すごい驚きようです Yさんは告白のこともあり まだ困惑中だったようです 「部屋にこられたら困る 閉めて閉めて」 『ん 閉まってるから大丈夫 私もいるからね』 「ちゃんと閉めてや」 『んと・・・・鍵?』 「鍵したらええ」 『わかった しばらく鍵を閉めるか』 すっかり怯えています 私もおなかのあたりががくがくしているのがわかっていました すごい表情で怒鳴っていましたからね・・・
日誌を書きにヘルパー室へ行くと 辞めると騒ぐ彼女 「こんなことないんです 感情的に 年上の人を怒鳴るなんて 私はそんな人間じゃないんです だけどこんなことがまた起こるといけないし 私がいると皆さんが迷惑に思うから・・・」 主任が前に座り なだめるように諭すように 話をしては聞いています そばに副主任もいます 私の大好きな副主任 彼女はなだめたりしないはず 「それは逃げてるだけじゃん 自分は嫌われてるからいなくなります? 誰もそんなこと思っちゃいないよ そういう理由は通らないよ」 あぁー気持ちいい切り替えし くすんくすんしながらも 「人がどう思うかなんて決められないですよ? 私は今 そういう気持ちで一杯なんです」 と またしても切り返す 副主任ふつふつ沸騰中です いつもきつい主任も このときばかりは優しい主任 「プロの職場でね しかも人間相手の仕事なのよ あなたが好きか嫌いかで 怒鳴ったりするのは やっぱり間違っていると思うよ」 はぁ・・・そんなことで怒鳴ったのかこの子
「利用者に気を使うだけでもいっぱいいっぱいなのに このごろは職員にお伺い立ててから 用を頼む時代よ・・・本当 疲れちゃうわ」 と 以前こぼしていたのを思い出しました またしても爆弾登場かぁ・・・
今日は仕事にならないからと 帰る様子でした Yさんに 『○○さん 今日は帰るって言ってたから もう大丈夫だよ』 「そか よかった・・・」 まったく こんな形の「不穏になる種」があるとは 思いもよらなかったです いろいろな人がいるものですね・・・
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