三回目の師匠のお稽古です
とにかく音を出したくて 力いっぱい吹いてしまうため 酸欠になり 指先がしびれて それも無視すると 上唇がしびれてしまいます 命がけの篠笛で 今日のお稽古は ちょっと気が重かったのです
「どうですか?音は出るようになりましたか?」 『先生・・・音が出ません』 「・・・・・・・」 (あきれた?怒った?なげた?) とにかく吹こう!と吹き始めると 想像通りの酸欠です 『先生・・・めまいが・・・』 「・・・んー強く吹いても駄目なんですよ」 『・・・そのようですね』 「・・とにかく・・・そーっとそーっと」 師匠が途切れるような小さな声になり イメージはバッチリです ・・ふ・ふふ・・・ふーーー ピーーーーッ!! 『先生・・・出たみたいです!』 「でましたね それですそれ」 師匠に吹いてもらっては目で盗み 耳で盗みして なんと2時間あっという間に過ぎた頃には なんと音が出るようになったのです
「拍子と指使いはいいから 後は口の形だけに 集中してください 後は肝心の音ですから」 『はいっ』 「で・・・大丈夫なの?」 『・・・・はい?』 「諦めないですね」 『せ・・先生!!先生は私が諦めると思っていらした?』 「根性ありそうでしたが 音が出るかどうか・・・ このあたりでみんなやめちゃうんですよ」 『な・・・なんですって!! やめないです 目標は先生みたいな ピリピリピリー(きざみという)ですから!!』 「音は出始めてますからね 突然吹けるときが来ますよ そうしたらある程度楽しめるはずです 頑張ってください 来週の進歩を楽しみにしていますから」 『頑張ります』
うわぁ・・・不安だな でも 吹きたくてずっと温めていた気持ちです 音もだいぶ出てきたことですし 何か 生活サイクルから外れたことをしたい 自分に刺激を与えて ちょっぴり成長もしたい そんな気持ちもあるのですから 頑張りますよ
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