いっしょくんの日記

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なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2007年02月06日(火)  自立

 さて・・・Yさんですが

 私が居るときは落ち着いていて
 会話も成立 訴えも伝わるようになりました
 だいぶ昔の状態に戻ったといえます
 
 しかしそれは・・・
 私が居るときだけだそうです
 はてさて困ったもので
 これほど落ち着いていますよと示す私
 ところが
 「・・・居てくれるときはねぇ・・・」
 と 決まった答えが返ってきます
 『・・・そう』
 意気消沈した私に追い討ちをかけたのが
 「昨日帰った後から 幻覚でてるよ」
 という 今までになかった報告です
 『・・・で・・・どのような?』
 「壁とかさ畳を指差して「虫がいる」って言うんだよね」
 「私なんか本当にいるのかと思って探しちゃった!」
 『・・・なんだろうね 飛蚊症みたいなものかな』
 「いやぁ 実際にこれ?ってさしたら「そう」って
  答えたよ」
 ・・・幻覚かぁ

 そんな話の最中に私はまだ来ないのかと
 確認のコールです『はいはい行きます』
 Yさんの部屋に入りましたが
 そのことには触れず いつもどおりに仕事をこなします
 散歩に出ると 主任が見つけて
 「虫はまだいます?」
 と いきなりの質問
 「いえ・・・いない」
 と Yさん
 「薬の効き目が今頃になって幻覚になってるのね」
 と 決め付ける主任
 あなたは精神科の医師ですか・・・
 『様子を見ますので』
 と その場を立ち去りました
 散歩を続けながらYさんに
 『私の母もそうだけど 飛蚊症っていうのがあってね
  まっすぐ見ると 目の横にチラチラと何かが動いて見える
  病気みたいなのがあるそうよ』
 「それはわかる そういうのと違う」
 と はっきり言い切りましたよ
 しっかりしていると思うのですがねぇ・・・
 畳のごみや 壁のしみが虫に見えるなんて
 私なんてしょっちゅうですよ・・・

 夜勤の報告だと だいぶ落ち着いたように感じますが
 「遅かれ早かれ 介護棟だよ
  ひと月様子なんて見る必要ないよ」
 と キッパリ言い切るヘルパー
 仲良くしていただいてる人です
 その一言に ふっとつかえが
 取れたような気がしたのは何故でしょうか・・・
 『できれば自立棟でと頑張ってはいますが
  実はかばいきれないものもあります』
 「・・・でしょう 自立棟では無理
  本人にもよくないよ」
 『私がいるときには落ち着いていて
  大変なときを見ているのはヘルパーさんですから
  ヘルパーさんの意思にお任せするしかないですよね』
 後味の悪い発言・・・Yさんへの裏切りみたいです
 
 Yさんの人を選ぶ態度が
 このようにマイナスな結果を生むことになるとは・・・
 してくれる人はいい人 してくれない人は駄目
 施設にはありがちな職員選びです
 介護を必要とする今となると
 これが一番の障害となってしまいました
 一部のヘルパーに負担が多くなり
 手薄になることで他の入居者からの苦情が始まったのです
 私のいないときのこととなれば
 私がどう頑張ってもかばいきれません
 流れに任せるしかないのです
 Yさんが何よりも嫌がっていた介護棟・・・
 ここに来ないために頑張らなくてはと
 ずっと思い言い続けてきたことです
 この発想をなくして 介護棟もいいところであることを
 少しずつ植えつけていくことが
 今の私の役目になってしまいました
 環境変化による精神介護です

 介護棟にはKさんがいます
 Yさんより長く見ている方です
 
 私のパートも時間を延長するときなのかもしれないです


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