くるくるくろりくくろにくる
いんでっくすふるいのあたらしいの


2002年08月08日(木) 秋ですって、ふぅーん

6階のオフィスから見下ろす河川敷。風に翻る夏草。
濃緑と薄緑のコントラスト。

薄い雲が西のほうへ軽やかに流れて行く。

言われてみりゃ秋っぽいわな。暦も満更侮りがたしってことか。気温のことは置いておくがのぉ。

終電間際に(未だ続いているのだ)ビルを出ると、今日は涼しく感じられて、なるほど立秋だなと膝頭をポンと叩いてみたりした。

こうなると毎年恒例ブラッドベリ読書大会の開催が近い。
今年は『たんぽぽのお酒』か『火星年代記』な気分だな。

妙にノスタルジックな気分に火が付いているのは確かなのよね。
実家の周りの住宅地や土手の風景を写真に収めておきたいって気持ちが日に日に強くなっていくのを感じてる。
夏休みにちょっくら行ってみようかな。
あの土手から眺める入道雲や、風に嬲られるススキの穂を想像しただけで気分は中学1年生。

初めて徹夜をした夏休み。
初めてUFOを見た夏休み。
初めて人魂を見た夏休み。
初めて家のまん前で盆踊りが開かれた夏休み。
初めて2階が出来た夏休み。
初めて屋根の上で寝た夏休み。

日常が非日常と隣り合わせだと初めて実感させられた日々。

おとなこどもの私の原点のような気がする。

区画整理の為に、あの家もあの風景も、もう完璧に再現されることはないというのに、どうしてこんなにも鮮明なんだろう。


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