くるくるくろりくくろにくる
いんでっくす|ふるいの|あたらしいの
2002年11月26日(火) |
唄をうたうといふこと |
日本人の女性歌手で唯一尊敬しているというか理想と思っている人がいる。
その人が初めてオリジナルCDを出したとう情報はちょっと前から知っていた。 しかし、銀座の山野楽器本店にしか置いてないという。(銀座のYAMAHAにも置いてるらしい) 通販も出来るのだが…どうしたものかと思い悩んでいたら、求めよさらば与えられん、てな具合に同僚が銀座の山野楽器で友達と待ち合わせだとか小耳に挟む。
拝み倒してお使いしてきてもらう。
尊敬しておきながらなんなんだが、実は彼女の顔を見たことが無かったんだなぁ。 しかし声にはメッチャ惚れてる。可愛いし、強いし、ものすごい表現力。 こういう歌が歌える人は歌詞を選ばないんだ。 曲を選ばない歌手は結構いるけど、歌詞を選ばない歌手は少ない。
PAUL・MaCARTNEYが実はそんな歌手だって気がついている人少ないんじゃないかと時々思う。 あの人が書く詞って、詞を作る目で見ると、響いたことを考慮してないっていうか、綺麗な音を選んでまで持って来てないんだよな。 きっと歌手としての自分の力量を無意識に知っているから出来るんだと思う。 彼の作った歌を歌ってみると、本当に歌いにくい言い回しが多いことにへきへきする。彼のメロディの意図する表現に近づける為に、歌う側は物凄い労力を必要とする(筈)と思うんだけど。
Beatles解散以後その傾向が強くなったのは、作詞にアドバイスする誰かが居なくなったからだと思うのは私の思い込みかな? ま、そのお陰でPAULさんの歌い手としての幅はとてつもなく広がったともいえるが。
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