くるくるくろりくくろにくる
いんでっくす|ふるいの|あたらしいの
現在の職場で二度目のタクシー帰りである。
友人があまりの忙しさにタクシーで帰ったなんて話を数ヶ月前に聞いていたが、まさか自分がそうなるとは思わなかった。
運ちゃんには「早い忘年会ですね」なんて言われる。そりゃそうーだろーなー。私の通勤着は普通の勤め人にしては砕け過ぎているからね、会社帰りには見えませんとも。 ま、そんな誤解はどうでもいいや、このさい。 何故なら、終電にアタフタ飛び乗って乗り換えのタイミングの悪い深夜の駅で10分近く待ち1時間以上かけて帰宅するなら、もう2時間ぐらい仕事を片付けタクシー内で20分間爆睡のほうが快適って事が判ったから! 実際ちょっと距離があるので何度も出来るこっちゃないがのぉ(会社に怒られちゃう)。
ここ最近のタクシーはみんなナビ付きなんだなぁ。 一言で何処へでも連れて行ってくれるらしい。 真夜中の空いた国道を制限速度+30km以上でかっとんで行く薄暗い車内に、ポーっと明るい3Dの画面。三角形の現在軸を示すカーソルが点滅しながら西へ進んで行く様はなんだかゲームをしているようで、車の振動も風の音もやけにリアリティが無い。 夢を見ているような感覚に包まれて、疲労感が眠気を伴ってやって来る。
ああ、こういうお風呂に入っているような気持ちが好きだな。
しかし! ちょっと驚いちゃったよ。 会社のある最寄駅から、なんと3回曲がるだけなのだ。 右折・右折・左折。これで到着。 自宅側のコンビに前で降りるからなんだけど、もうちょい頑張って自宅前まで乗りつけたとしてもあと1回曲がるだけ。
なんだか単純構造の都市に住んでいるようで、カッコよくも有り間抜けでも有り。
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