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いんでっくす|ふるいの|あたらしいの
2003年07月15日(火) |
鉄砲玉君、煙草とバニラを求めて |
夕食後、ふっと煙草が無いことに気が付く。
普段であれば、殆ど家では吸わないので気にもしないのだが、どうも物を書くときには必須アイテムらしく、なんとなくパソコンに向かうもソワソワしてしまう。
風は涼しく散歩するには充分なほど未だ夜は早い。
てなわけで、風呂にお湯が溜まるまでと蛇口を捻り、小銭をポケットに手ぶらでサンダルを突っかける。
ウォーキングな老夫婦。ビール下げたおじさん。犬を連れたお兄ちゃん。塾帰りの子供達、等等。
帰宅以外の人々と結構すれ違う。
気持ちよく一番近い自販機に到達。
何となくとなりの赤い自動販売機を眺める。 そして何となく食後のデザート代わりに甘い飲み物を物色してしまう。 「おお!そうだ。コーラと言えば例のバニラコーラってやつ飲んでみたかったんだよな」と思い出し、3列ある見本の缶を目で探すが、普通のコーラしか無い。 「チェ」っと舌打ちしながら僅かに凹んで踵を返す。
と、1本向こうの路地にも赤い販売機。
折角だからとわざわざ通りを横切って小走りに近づく。
が、先ほどと殆ど同じ品揃え。
「もしかして、コンビニ限定か?」
と疑っては見たものの、どうもそこまで力を入れるのはなんか無粋な感じがして、あえてコンビに方面には背を向ける。
と、さらに100m程先にもなにやら自動販売機の明りが…
慌てるのも大人気ないので殊更悠然と歩いて近づくが、眼鏡無しのオイラがその販売機がコカコーラボトラーズの物でない事に気が付くのは5m手前。
情けなさより勝負に熱くなる性質が災いして、どんどん家とは反対方向に歩き出す。
ああ〜結局8台もスカを喰らう頃にはお風呂のお湯のことを思い出したよ。 走って帰ったけど、豪勢に溢れていたねぇ。
鉄砲玉のお使いとはこういう奴の事を言うそうだ。
負けたわけじゃないぞ!と、誰に向かって吠えてるんだか、オレ…
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