くるくるくろりくくろにくる
いんでっくす|ふるいの|あたらしいの
| 2005年11月10日(木) |
イメージはフランス映画的アプローチの政府陰謀物 |
急に冷え始めた夜。 ちょと一杯引っ掛けて、あえて電車には乗らずに一駅歩く。 少し風が吹いてきた。 星が瞬きだす。 空気がキンキン尖ってくるのがほろ酔いの頬に心地よい。
住宅地の中、それほど広くは無い駐車場。 ちょうど、駐車場と道路を隔てる50�僂曚匹旅發気離灰鵐�リート塀の上に、街灯が丸く灯りを落としている。
その上に置かれた何かが、夜風に揺れているのが目に留まる。
『何だろう』
くろりくは近づく。
『本?』
形状は紛れも無く本。
立ち止まり眺める。
『JOHN GRISHAM BROKER?何故道端にpaperbackが?』
落ちているのがグリシャムなのだ。 何かの陰謀かもしれない。 CIAか?
くろりくは携帯のカメラで素早く証拠を収め、足早にその場を立ち去る。
50mほど離れてから一度だけ振り返ってみた。
あたりは相変わらず誰もいない。 ただ風だけが、グリシャムのページを悪戯に捲って見ているだけだった。
|