砂は音もたてずゆっくり積もり 月は航路を迷い無く進む 炎のダンスが心を和ませる
ひとり横になり意味も無く手を見つめる
片目を閉じ蛍光灯にかざす 視界への刺激がなくなり 眠気に襲われ しばし睡眠への欲求を味わう
トラックを走り終えたレンズはいつの間にか止まり 通電している機械の鼓動のみを伝える
久しく味わう甘美で怠惰な時間
空調が効いた部屋に一人 人工のぬくもりが僕を包む
そのまま ただ時間に身を任せる
目じりが不思議と濡れる 心がどう動いても 涙の味は不変だな
追記
少しだけど笑顔を浮かべられる日記を読めた 感謝
|