朝いつものようにトイレの砂と給水ボトルの水を替えてあげて、ふと餌いれ に目を移すと餌が全然ない。そういえば昨日は風邪気味で夜取りえず少し休もう と思って朝まで起きれなかった。餌をあげれなかったわけで「ごめん、つばさ」
罪悪感もあったので、お詫びの気持ちをこめて禁断のヒマワリの種を2粒あげ ようとつばさの家に差し出すとさすが匂いに敏感なハム。ごそごそと家から出て 来たのでそっと持ち上げて手に乗せた。2粒のヒマワリの種はしっかりほお袋に 保管したので、「もうないよ」といいながら口もとを見たら、あらら腫瘍の糸で 縛った先が消えてきれいな口元になっていた。
さすが獣医さん。いままでは薬を塗っていたのに、腫瘍が大きくなりついには 手術。先生が「糸で縛って壊死させてきれいになります」という言葉にも半信 半疑だったのに勝手なもので、今度は大信頼の気持ちになっている。
折角きれいになったのでこれを維持したいと思った。今までのいい加減気味だった薬塗りを反省して、今度はつばさの腫瘍を完全にやっつける心意気でやるぞ。 早速、手綿棒を避けようとするつばさに問答無用ときっちり薬をぬってやる。 もちろん後でお約束のアガリスクまぶしのヨーグリト味のスナックをあげた。
先生は腫瘍はまた再発する可能性があるといったが、このきれいな顔が続く様 に食事と手当てをキチンとやり、腫瘍ができる間隔をのばせたらと思っている。
|