遠距離介護日記

2003年05月02日(金) つばさ迷子に?

 夫が衣装ケースの狭い別荘ではなく、広い部屋で遊ばせてくれておかげで
体重が45gになってのでこれはまねしようと思い、6畳の畳の部屋を使う事に。
抜かりなくつばさが逃げ込むと困る押入れの襖、ベランダの戸をしっかり閉め
た。そして居間と和室の戸を私が出入りできるように半分しめ、空いている
場所にハム用の金網を置き、さらに倒れないようにクッションで押さえた。

 これで準備万端、つばさは広い場所で自由に運動できるはずとケージからだ
して和室にそっと置いた。最初は戸惑っていたようだが、急に信じられない速さ
で部屋の淵に沿って走りはじめた。広い真ん中を使ったらどうなのつばさ。

 疲れたらしくて、途中に置いてある以前使っていた家には見向きをせずに
大胆にテレビの横に鎮座して顔や体のお手入れを始めた。あらら、暗い場所
が好きなはずなのに、人間の生活に馴れたの?と疑問が。

 楽しんでいるようだし、安全なのでちょっとお茶でも飲もうと仕切りの金網
をまたいでお茶をいれにキッチンに立った。がこれが間違いの元だった。
和室に戻ったらつばさがどこを捜してもいない。(>_<)あれは安心させるための
偽装工作だったのか。

 金網を見ると、ずれていてどうもそこからつばさはもっと広い世界を求めて
逃げ出した様子。またいだ時に私が足を引っ掛けたらしい。とほほ。真っ青に
なって懐中電灯でつばさがいそうな家具の下を見てもいない。
それではと大好物の煮干を2、3匹わなに置いても引っかからない。

 これでは、しょうがないと思い娘の応援を要請。すぐに来てくれて餌を出せ
という。煮干を3匹程度渡したら、これでは効果がないという。袋のまま出した
らつばさの名前を呼びながら右手に懐中電灯左手に袋をもってつばさを捜した。

 あっけなく、つばさは娘によって捕獲。私が見落としたラックの下の隙間に
隠れていたつばさに、娘は強烈なニオイがする煮干の袋をかざしたらこれには
さすがのつばさもこの誘惑には耐え切れなかったようで、よろよろと出てきて
一件落着。それでも行方不明になってから40分もかかってしまった。(ーー;)

 娘のおかげで事なきを得たが、抜かりなく準備したと思っても意外なところに
落とし穴が。やっぱり30分とかきっちり時間を決めて、その間はつばさから目
を離さないという基本を忘れていた。反省・・・・・。


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