あまおと、あまあし
あまおと、あまあし
 沈黙の世界 2002年06月14日(金)

出てこないときは出てこない。
だからつらつらと書く。
そもそもココ、一日一行でも何かを書こうと思って借りたのに。
当初の目的をすっかり忘れていた私。

ここ数日、夜になると決まって雨が降る。
蛙たちが喜ぶ。
蛙の声も雨の音も好き。耳を澄ませて目を閉じれば、意識が静まる。
(実際のところ、蛙は懸命に恋の昂ぶりを訴えているのだろうけれど)
いいねえ。
どうしてこんなに良い声を、消してしまいたいと思うんだろうねえ。
蛙の声が煩いっなんて苦情を役所に訴える人って、あたしには理解できないな。
理解できないといえば、キャンプに来て朝の鳥を聴いて、キャンプ場に「あのテープを止めてくれ」って苦情を出したとかいう若者も。

「田舎は静かだ」なんて幻想。
森も、田んぼも、林も、世界は音で満ちている。
真夜中も、真昼も。
夜に鳴く鳥もいれば、昼に鳴く蝉もいる。

耳を澄ませたまえ。世界は一瞬だって沈黙などしないのだ。

語り続ける世界の片隅で、人は時に沈黙を選択する。
文字を綴り、想いを託し、耳を塞いで祈るのだ。
しかしどうだろう。
言葉は文字と声とに分かたれ、伝えるべき想いを包みきれなくなったのではないか。



うっ。何を書いているのでしょう私。
本当ーーーにネタが無いのですね(しくしく)
雷がなってます。
夜の神鳴も美しいです。
ああ、夜の生き物になりたい(笑)


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 著者 : 和禾  Home : 雨渡宮  図案 : maybe