デコラのひとりごと。
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2002年10月05日(土) 髪を切る。

久々にゆったりとした休日。
夕方、髪を切りに出かけた。
カラーとカットで約3時間。外はもう真っ暗。
くたびれた。でも、タートルネックがよく似合いそうな
すっきりショートカット。嬉しい。

カットの最中、ふと昔のことを思い出した。幼い頃のこと。
母はよく私の髪を切りたがり、私はそれをすごく嫌がった。
「前髪伸びたね〜」「襟足だけちょっと揃えようか」
あの手この手を使って、玄関先に新聞紙を広げて私を促す母。
前髪だけ、襟足だけ、、、切られたことなんて一度もない。
仕上がりはいつもベリーベリーなショートカット。
オサルのようなショートカット。
毎回私はだまされて、毎回わんわん泣いていた。
大泣きしてる私を横目に母は「あーすっきりした!」とケラケラ笑う。
翌日の朝まで「学校行かん!!」と駄々こねて叱られて。。。
随分と長い間、私がショートカットを嫌っていたのは
母のせいだと思われる(笑)
トラウマを克服して、最近はずっとショートがお気に入り。
「やっぱり、あんたは短いのが似合うよ」
母の勝ち誇った顔が目に浮かぶようで、ちょっと悔しい。
・・・来週には会えるね、お母さん。



夜の街を電車で帰る。
西鉄電車の車窓から見る風景が私は好きだ。
大きすぎない都会の街。
この街に来て、もう9年程になるだろうか。
第2の故郷とも言ってしまえるかも知れない。
この日常の風景を、いつか過去のものとして
思い出す日がくるのかな。
そう考えたら、なんとなく淋しくなってしまった
電車の中。流れる景色を愛しく思う。





decora