APSの日記
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2002年12月09日(月) どか雪

いやぁ、降りましたね。雪。
関東は大混乱でした。私、ハザマも会社に約1時間の遅刻。
家の近くの駅は人があふれかえっていて、
絶叫に近いアナウンス、人々のざわめき、殺人的な車内の込みよう・・・
それらに溶け込めずに何台か電車をやり過ごし、ぼぉ〜っとホームに立ってるとき、ふと目の前に、葉っぱは全部落ちてるけど、大きな実をいっぱいつけた大きな柿の木を見つけました。
大きな実は、それと同じくらいの雪の帽子をかぶり、てっぺんには烏が一羽とまって、柿の実をついばんでいました。
柿の朱さと烏の黒さが、雪景色の中、静かにきれいでした。

でも私は、その木が青々とした葉を繁らせ、紅葉し、散っていく様や、実がどんどん色づいていく様に、全然気がつきませんでした。ほとんど毎日こうして立っていたはずなのに。
ちょっと愕然とし、それでもこの電車に乗って会社へ向かわなければいけないのかと思うと、なんだか感傷的な気分になりました。
そんな時、句の一句でも詠めればいいのですが、
まあ、まわりが真っ白だから気がついたのかな、うん。
なんて考えてしまう私・・・
しかも、カラス、柿うまいのかな〜なんて・・・
楽天家からは、文化は生まれないかも。。(←偏見)


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