台所のすみっちょ...風子

 

 

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スープでう〜ぷ。 - 2002年10月18日(金)

夜の9時、新宿にて。

用事を済ませた後、とってもお腹が空いていたので、

何か食って帰るかぁ〜と思い、お下げ髪にそばかす顔

のキャラクターでお馴染な某ファーストフードへ入る。

ちょいと軽くのつもりが、いざ、カウンターの前に立ち、

事務的でありながらも愛想のいい店員のトークに

「○○バーガーのスープセット。あっ、アイスコーヒーも付けてください。」

とうっかり。

トレーの上にはハンバーガー、ポテト、そのポテトにつける為の

チーズソース、アイスコーヒ、そしてスープ。

ハハハ、、、これじゃあ、帰ってからカップラーメンを

改めて食う計画を変更せざる終えないかも・・と、頭に不安がよぎる。

私はだいたいが、こうして外で食事をして帰っても、

つい家でカップラーメンを食ってしまう。

そう、大食い。


さてさて、味にはぜんぜん期待していなかった私だが、

食ってみると、これがなかなか。

得にスープは意外とおいしい。トマト仕立てのクラムチャウダーだ。

ズッキーニなんかも入っていて、なかなか本格的ではないか。

スープセットで本当に良かったと、一人むしゃむしゃずーずー食い進め、

スープが残り1/4になった時、私は大切なスープが入った容器を

なんと、コトリと倒してしまった。

スッゴイショック。残り少ないとはいえ、もったいない。

美味しかったからなおさらである。

しかも、容器に入ってた時には、気にならなかったニンニクの臭いと

アサリの生臭さが、こぼした途端トレーの上でかなり強烈に臭う。

場所が容器の中からトレーの上へ、それは、今まで愛しいと思っていたものが、

急にウザイ物に変わる時。

”所変われば〜品変わる”とは、こういうことを言うのか。

隣りにいた若いカップルも

「おばさん、一人で寂しく食事してると思ったら、こぼしてんじゃねーぞ」

みたいな感じでそれぞれの視線を私のトレーに向けている。

しょうがないので、カウンターにいた学生アルバイト風の女の店員に声を掛け、

トレーを新しい物に変えてもらうことにした。

「すみませ〜ん、こぼしちゃったので、変えてください」

そう私が言うとその女の子は

「あっお客様お品ものは大丈夫でしたか?」と親切だ。

気に入った!バイトといえども、それでこそプロ!

ぐっちゃぐちゃになったトレーに嫌な顔一つせず、

こぼしたスープのことまで心配してくれる。

「あっ大丈夫です。結構です。」

私が恐縮しながら、差し出された新しいトレーを持って立ち去ろうと

すると、店員はお待ちくださいと言って、またスープをよそい、

変えてもらったトレーの上にドーーーン。


タダでお代わり。

が、飲めない・・・・・。


スープの容器は直径8�僉�高さ10�冂�の丸い容器に入ったかなりのボリューム。

しかも、いくら途中でこぼしたとは言え、私は1/4は飲んでいたのである。

ちょうどハンバーガーやポテトも腹にすっかり収まり、

一緒に流し込んだアイスコーヒーで、膨らんでしまっている頃合だ。

迷惑までの親切さにお礼を取り敢えず言うと、店員は感じ良く一言

「今度はお気をつけて〜!」


テーブルに戻って、何度残してしまおうかと思ったか知れない。

だが、耳に残るのは「今度はお気をつけて〜!」の親切で爽やかなセリフ。

絶対残せないじゃん・・・・。

涙をこらえつつ、結局最後まで飲み干した。

そして、「カップラーメン食べられないな・・・」と、

ちゃっぷんちゃっぷんになった腹と供に、店を後にしたのであった。

不安的中!

                       おしまい。


...

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