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勝負。 - 2004年07月22日(木) 18で東京に出てきてからというもの、 今まで引越の数は実に10回。独身の時だけでも5回はある。 これだけ、移動していると不動産屋とのトラブルも多々経験済み。 例えば、すっかり引き払ってしまった後に いきなり電話がかかってきて、 「今、見に行ったら、床が抜けていましたよ!敷金返しませんから!」 などと、そんな馬鹿な!私はゴジラか?というようなことで怒られ、 ケンカになったり、 入居する前までに、リフォームをしてくれると言うから、 手付金を払って仮契約をしたのに、一向に部屋がきれいになる気配がなく、 「解約する!」と言ったら、「手付は返さない!」で困ったことも。 そんなことがあってだろうか、私にとって、不動産屋のオヤジ というものは、どうも、笑った顔のその裏で、何か企んでいるような イメージがある。 日曜日に行った不動産屋の営業もそんな怪しさを醸し出していた。 はぜとオコゼを足して2で割ったような顔つきで、 話の合間に見せる笑顔は、まさに悪代官。 で、そのオヤジから「一戸建て購入指南」を1時間半に渡って伝授して もらったわけだが、そろそろ現地を見に行かないと・・という段になって、 彼は私にこう言った。 「まあ、奥さん、家っていうものはですね〜、結婚と同じですよ。 100%理想の人とは結婚できないでしょ。それと同じ。 どこかで妥協しなきゃ」 そこで、私もこう言ってみた。 「そうかな〜、少なくとも私は夫に120%満足してますけどぉ〜」 すると、得意そうであったオヤジの顔が、一瞬、固まった。 私が「王手・・・」とほくそえんだのは言うまでもない。 おしまい。 ...
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