台所のすみっちょ...風子

 

 

彼女んち。 - 2005年01月25日(火)

今日、家の近所のスーパーで、バイト先の同僚Sさんと会った。

彼女はご近所さんだが、外でバッタリ会うのは初めてである。

手に持っていたカゴの中はまだ空っぽで、

「もうずいぶん買ったのね〜夕飯は何?」と

私のを覗きながら質問する。

「うちはね〜、今日ビーフシチュー!」


「ビーフ」という言葉を口に出すのがうれしくて、

つい、声が大きくなった。

だって牛肉はお高くて、ビーフシチューなんて

我が家ではめったに食べられるものではない。

今日は新潟の実家にあった肉をかすめて冷凍しておいたものを、

使う予定だった。


「なんか面倒くさくなっちゃったなぁ〜。」

彼女はカゴをブラブラさせながらそう言い、

「私、やっぱ惣菜買って帰るわ!じゃあね〜」

とデリカコーナーへ行ってしまった。


数分後、ビーフシチューとはまったく関係のないゴマ油が見つからず、

売り場をうろうろしていたら、また彼女にあった。

カゴには予告通り、お惣菜が入っていた。

鳥のモモ肉1枚をから揚げし、あんをかけたものと、

かぼちゃの煮物が5切れぐらい入ったパックが1つずつ。


彼女は旦那さんと2人暮らし。だが、それにしては少ない。

思わず、「S家は少食なんだね〜」と言ってしまった。


さて、夜、うちの食卓に並んだのは、

シチュー皿にたっぷり盛ったビーフシチュー。ぜんまいとちくわの煮付け。

トマトサラダ。新潟から持って帰ったピクルス。同じく母手作りの切干大根。

たらこを焼いたもの。それと、残っていたジャガイモの煮物。


私はマジマジとそれらを見た。

そして、Sさんのことを思い出した。

彼女んちの少なさは、それで健康を維持していけるのか?と

心配になるが、うちのこの多さもどうなんだろう・・と。


おしまい。


...




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