台所のすみっちょ...風子

 

 

「207」 - 2005年03月25日(金)

ようやく引越しが終って、この仮住まいに住んで一週間にも

なろうとしているが、悲しいことにぜんぜん慣れない。

その理由の一番は「家中がなんだかオシッコ臭い」ってこと。


実は以前日記に書いたように、ここは5年前に4ヶ月ほど住んだ場所。

隣りの部屋の住人もあの頃と同じ、キュウリの糠漬け一本をタッパに

入れるでもなく、まんまブラブラとおすそ分けしてくれる

面倒見の良いSさんである。

彼女は高齢で一人暮らし。家族といえば、ここでは禁止されている猫だ。

朝に夕なに猫に話し掛けながら生活しているその姿は、

5年前となんら変わらない。

ただ、違うのは、、猫が、猫が、、嗚呼、、倍ぐらいに増え、

10匹ほどになったことだ。

そんなわけで、友人達と協議の末、家中に立ち込めるアンモニア臭は、

どうやらこの猫たちのオシッコらしいという結論に達した。


昨日、「ここら辺は物騒だからな」と旦那が郵便受けに付ける鍵を買ってきた。

3つの数字から成る暗証番号で開けるタイプのヤツだ。

「番号は何?」

私が聞くと、彼は人差し指をピンと立て、

それを細かくチッチッチッといった感じで振り、得意顔でこう言った。

「暗証番号はね207。いい覚え方教えてあげるよ〜。ほら、207だからさ
         ニオウナ
 ゴロ合わせで207。この部屋ニオウナ〜って覚えておけばいいだろ〜」


この臭い中・・そんな冗談に付き合えるわけもなく・・。


おしまい。


...




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