台所のすみっちょ...風子

 

 

ピーターと狼。 - 2005年06月17日(金)

前の前の会社にいたとき、私は相当な遅刻魔であった。

それはただ単純に、眠くて起きるのが嫌だったり、

雨だからなんとなく外に出るのが嫌で・・という理由だった。

当時私は結構痩せていたし、パッと見、弱々しくもあった。

だから、私は公言していた。

「貧血で・・朝・・起きられないんですぅ・・」と。


ところが、あるとき、健康診断で思いっきり、私の血圧が正常である

ことが、バレてしまった。

その後は遅刻の理由を、「朝、下痢しちゃって」とか

「なんか起きたら気持ち悪くて」などに変えてみたが、

それはかなり苦しい言い訳であった。


先月、新潟の友人のところへ寄ったとき、ほんのお遊びで

血圧を測ってもらった。彼は普段から血圧を気にしているのだという。

で、私の数値は「低血圧気味」というもの。

実はその数週間前にも、歯医者で「舌の色が白めですね〜。貧血ぎみですよね?」

と聞かれていたので、その結果には「あれっ?やっぱり?」とちょっと驚いた。


今日、カシューナッツを買った。

なんとなく、あの血圧を測って以来、体に力が入らないような、

貧血っぽいような気がしていたからだ。

舌の色はやはり白っぽい。

ネットで調べたら、カシューナッツが鉄分を多く含んでいて、

貧血に良いと書いてあった。


会社から帰った旦那がそれを見つけ、「これどうしたの〜?」と

早速聞くので、私は自分が貧血ぽいことを告げた。

すると、大きな目が急にメザシみたいに平らになって、私を横目で見る。

そして、「おまえが?おまえが貧血なわけ?」と繰り返した挙句、

元会社の同僚だった彼は「ハァ〜ア・・」とため息交じりにこう言った。

「で、今回は何が嫌で貧血なんて言い張るわけ?」



くそ〜〜〜、、本当だってば!


おしまい。


...




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