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今日、息子の卒業式だった。
一人一人名前を呼ばれ、 卒業証書の授与が行われている間に 今までの6年間がよみがえった。
6年前の息子は姓が今とは違った。 身長も20�冂磴�った。 当然声変わりもしてないし、 すぐ膝に乗ってくる甘えん坊だった。
だけど1年生の時から家の鍵を持たせ、 仕事が終わり、妹と一緒に帰宅する私を一人で待っていた。 怖いとも寂しいとも言わず、冬の寒い日も部屋の電気もつけずに 待っていた。
母しかいない状況の中で、 無言のうちに無理強いしてきた事も多い。 今でも自分の気持ちを素直に表現できないのは そんな事の名残なのかもしれない。
だけど、だからこそ 今日の息子のはにかんだ笑顔が嬉しかった。 恥ずかしそうにしながらも、優しい子に育ってくれてありがとう。 決められたことは守り通す、芯の通った子に育ってくれてありがとう。
これから君は、中学、そして高校へと進んで行くのだけど どんどん世の中の不公平や理不尽に出会うだろう。 でも私は転ばぬ先の杖にはならない。 転びそうな時には転んでもらうよ。 その痛さを自分で感じて、大いに苦しんだり悩んだりしてほしい。 そして自分の痛みだけでなく、他人の痛みもわかる人になってほしいから。 でもそんな時は振り返ってほしい。 きっと君の痛みを一緒に痛がっている、父と母が後ろに居るよ。
卒業おめでとう。 たくさん頑張ったね。 今日の日が迎えられたのは、自分だけの力じゃないからね。 ありがとうの気持ちを忘れないでね。
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