2002年09月24日(火)  ふりかかる うん■の悪夢 ああ無情



今日はジェニングス先生のクラスと一緒に、
ジェニングス先生の所有するファームに行ってきました。

学校から車で20分ほどの丘の上にあるだだっ広い農場なんですが、
そこで、牛に餌をあげたり、魚釣りをしたり、
バーベキューをしたりしてのんびり過ごしました。


!!注意!!
ここから先は、お下劣極まりないので、
お下品路線が苦手! という人は、
この先は読んじゃダメ!



バーベキューも済み、焚き火の火が弱まってきたころ、
風も強くなって寒くなってきました。

食事後ということもあり、私は尿意を催したので、
トイレの場所を同じ班だったタイラという女の子に聞きました。

トイレはジェニングス先生の山小屋風別荘の中にあるとのこと。

タイラにそこまで案内してもらって、
私はトイレの中に入りました。
シャワールームも兼ねた広々としたトイレでした。
山小屋のトイレなので汚いのを予想していたんですが、
なかなか清潔なトイレでした。

しかし、安心したのもつかの間、
便器の蓋を開けると、そこには、
3つの丸いうん■が浮かんでいたのでした。

クラスの誰かがして流し忘れたのでしょうか。

私は水を流すことなく用を足しました。
オーストラリアの特に農場では水は貴重品なので、
あんまり水を無駄にしてはいけないという配慮からです。


用を足した後、水を流すボタンを押し、
水が流れるのを何の気なしに眺めていたら、
なんだか用を足す前からうっすらと感じていたいやな予感が、
現実のものとなっていました。

そう、水が貴重なだけあって、
トイレに一度に流れる水量が抑えてあるのです。

3つのうん■は水面でクルクル回転するばかりで、
全然流れて行こうとしません。

私はもう一度落ち着いて水が溜まるのを待ち、
水が溜まる音が消えるや否や、もう一度ボタンを押したのですが、
うん■たちは、私をあざ笑うかのように、クルクルと舞っています。

このままでは、私の後にトイレに入った子が、
私がうん□をし、流さずに出てきたと思うでしょう。
イタズラがこの世で一番好きな人種、小学5年生です。(←?)
その噂はまたたく間にクラス中に広まるに違いありません。

ひぃぃぃぃぃぃ。わたしがしたんじゃないのにぃぃぃぃぃ。
どどどど、どうにかしなくちゃぁぁぁぁ。


ここで私は作戦Bに脳の回路を切り替え、
洗面所で水をためて、
一気にトイレに流せるバケツのようなものを探すことにしました。

戸棚という戸棚を開け、
広いバスルーム内を物色したのですが、
水がたっぷり入りそうな容器はどこにも見当たりません。

あうあうあうあうあうあう。

梨のつぶて。
絶対絶命。
五里霧中。
なすすべなし。
万事休す。

と、無意味に今の自分を表す言葉を考えて、
現実逃避してみようとしても、
便器の中を覗くと3つのうん■様たちは、
プカプカ浮いて相変わらず微笑んでいるばかりです。


どうせ、外は子どもたちが騒いで遊んでるだけだ、
こそっと出て行って、混沌とした子どもたちの中に混ざれば、
誰も私がトイレにいたことなんて気づくまい。

と、私は最後の手段として、便器の蓋を閉め、
トイレを後にすることにしました。
(これが本当の「臭いものに蓋」)

トイレのドアをきっちり閉め、
さらに、山小屋の出口のドアノブに手をかけ、
ゆっくりと回し、外に出てみると…、


集合をかけられ集まった子どもたちが、
「農場を来たときと同じようにきれいにして帰ること」
について話すジェニングス先生の話を静かに聞き、
そこに突如現れた、
「汚物を放置して去ろうとしている」女の方をいっせいに振り向く瞬間でした。


◎×△◆&#@$●〜〜〜〜〜〜っ!!!


こういうときは、悪い状況はさらに続くものです。

話を終えたジェニングス先生は、
山小屋から出てきたばかりの私の方にスタスタと歩み寄り、

「山小屋の中に使った食器を戻すから手伝ってくれない?」

と。


あわわわわわわ。
やややや、やまごやに入っちゃいけません。
怪我しちゃうぞ〜〜〜。

私が全部やるから、ね、
ジェニングス先生はどうかリラックスしててください、ね?


あう〜〜〜〜〜、それでも入って行っちゃったよ、この人は。


私もマグカップを3つ持って、
ジェニングス先生の後を必死で追い、
トイレのドアを微妙にガードする位置に立ち、
山小屋内を整頓し、あちこちチェックしているジェニングス先生に、

「この写真は娘さんですか? きれいですねぇ。
 お、そしてこれは娘さんのボーイフレンド?
 え? 違う? 
 またまたぁ〜、先生がそう信じてるだけでしょ〜」

とかなんとか言いながら、
大汗かきかき必死でジェニングス先生の気を、
トイレの方に向けないようにしていました。

しかし、先生はここを離れる最終チェックをするのを止めません。
うん■とご対面するのも時間の問題です。

私はとうとういたたまれなくなって、

「マグカップここに置いときま〜す」

と言いつつ、その場を逃げ出したのでした。


その後、ジェニングス先生がうん■を発見したのかどうかは、
定かではありません。発見していたとしたら、
確実に私が産み落としたモノだと思うことでしょう。


神様、寒村滞在の最後にいい思い出をありがとうーーーーー。


つづく。


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