2002年09月28日(土) さようなら 涙を見せない 男の子
とうとう、寒村脱出に成功!
昼の飛行機でシドニーに到着しましたっ。
このヘンウッドファミリー(最後に滞在してたファミリー)とは、
これからも長い付き合いになりそうなので、
空港で別れる最後の瞬間まであんまり悲しくもなかったんですが、
いざ、飛行機に乗るという段階になって、
流れ出すほどではありませんでしたが、
やっぱりウルウルしてしまいました。
ホストマザーもホストファザーも目に涙をためて、
エレンは、わんわん泣きじゃくっている中、
お兄ちゃんネイソンくん(9歳)は、
泣いているところを見られないように、
走ってどこかに消えてしまい、
とうとう最後まで姿を見ることはありませんでした。
まだ小さくても男の子なのね。
ネイソンくんは折り紙を愛してやまない男の子で、
毎晩のように私の部屋で一緒に折り紙をしたので、
ホストマザー曰く、
「ネイソンはあなたを大切な友達だと思ってる」
エレン曰く、
「お兄ちゃんはたまりと結婚したいんだって」
という仲になっていたんでしょう。
小さな男の子ってなんてかわいいんでしょう。うるうる。
そんなこんな別れを経て、3度目のヴァージンに乗り込み、
人生始まって以来の揺れに合い、
本当にこのボロ飛行機は墜落するんじゃなかろかと
ゲロ吐きそうになるのを必死に抑えてフライトを楽しみました。
着陸の時なんて、車輪が地面についてるにもかかわらず、
いつまでもフラフラしていたので、
ヴァージンはいったいどこの国の払い下げ飛行機を安く買ったのか
なんて考えながら飛行機の外に出たら、
外は春一番のような突風が吹いておりました。
摂氏9℃の寒村から、26℃の南国に降り立った瞬間でした。
荷物をロッカーに預け、さっそくIKEAへ。
予想以上の巨大さ、素晴らしさで、しかも安くて、
いろんなものが欲しくなってしまいましたが、
トランク2つと、バックパックとコンピュータがロッカーで待ってるし、
電車で帰らなくてはいけないので、
前から欲しかったまな板を1枚買っただけで、
今回は眺めるだけにしました。
日本で言う西武のLOFTのような感じで、
家具から食器まで家の中のものはなんでもありました。
引越しをしたら、車で来ることにします。
彼を連れまわしちゃって悪いなと恐縮してたんですが、
彼は私なんかよりもっと楽しんでいた模様。
店内の賞品が全て紹介されている雑誌をもらってきたら、
それを食い入るように見て離さない彼がいました。
ベトナム料理を食べて、ウロンゴンへ。
これから学校が始まるまでの2週間、
彼の家に滞在です。
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あ、そういや、
荷物を宅配便で送らず、全て飛行機に乗せたので、
20キロの制限を30キロオーバーして、
50ドル(3500円)取られました。
さすがヴァージン。しっかりしていらっしゃる。
手荷物も入れた私の荷物の総重量:61キロ
つづく。
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