2002年11月12日(火) 知らぬうち 自分もなり得る ストレス源
ストレスを抱えてるのは苦しいです、ものすごく。
ストレスがたまってるからといって、
仕事や学校を休むわけにもいかないので、
そのストレスを自分の内に隠し持ったまま
一日をやり過ごそうとするわけです。
でも、ストレスというのは、実は、
自分の内に隠すことはできないものだと思うのです。
自分ではうまく隠しているつもりでも、
知らず知らずのうちに他人にも伝染していくと思います。
ストレスが生み出す感情は、ロクな感情がありません。
ねたみ
恨み
疑い
憎悪
敵意
苛立ち
敬遠
ひいき
自虐
困惑
嘆き
恐れ
悲観
心配
後悔
焦り
不満足
緊張
気後れ
無気力
怒り
私が過去に感じたものだけでもこんなにあります。
ここに上げた感情を見てもわかるんですが、
ストレスは人との関係によって発生します。
人との関係によって自分の精神を圧迫され、
そこに生まれたストレスが、
ネガティブな感情へと発展して、
人と自分を比べ、人の幸福をうらやみ、
知らず知らずのうちに発言内容や声色や態度に表れます。
そして、チクリチクリと別の人間の心を蝕んで、
その人のストレスの源になっていきます。
もう、無限ループ。
ストレスの巣窟。
なんで突然ストレスについて考え出したかというと、
私が一緒に暮らしている彼が、
「おれってストレスがたまらないんだよね」
と言ったことがきっかけなんです。
私自身ストレスをためこむタイプで、
自分の周りもストレスを常に感じてるような子が多かったので、
「ストレスがたまらない」という不思議な言葉を聞いて、
そういえば、彼からストレスを受けたことがないかもしれない
と、ふと気づきました。
それどころか、
私がどこかから受け取ってきて、彼に容赦なくぶつけるストレスも、
すっかり吸収して昇華させる能力が彼にはあるようです。
彼と一緒にいるときの安らぎ感は、
彼のその特性からきているのかもしれないと思いました。
ストレスを持つ人は、人にもストレスを伝染しますが、
ストレスを持たない人は、人のストレスをもなくす力が
あるような気がします。
「自分が幸福でない人は他人を幸福にはできない」
と、よく言いますが、
これはそういうことなのかもなぁ、と。
つづく。
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