written by 田村 MAILHOME
#「普通の子供」がいたら見てみたい@長崎の事件
2004年06月06日(日)

長崎県の小6女児の事件は衝撃的ではあるが、それほど特異な事件だとは思わない。現代に突然振って沸いた、理解不能で奇怪な事件ではない。インターネットやチャット、掲示板など、「真っ当な大人」にとって面白おかしくネタになるキーワードが盛りだくさんで、それにマスコミが群がっただけだ。

そんなことより、こういう事件が起きるたびに報道の自由と知る権利という言葉を盾に、報道と言う名の暴力を被害者・加害者・その関係者だけでなく不特定多数に対し執拗かつ無責任に撒き散らすマスコミの社会に対する影響についてどうお考えなのか。そっちの方が気になる。マスコミに人を裁く権利はない。それは私刑だ。世論もそれを求めていない。

分かり易い犯人探しに夢中になるあまり、根本的な病巣はそのままスルーするか。こういう事件が起きるたびに、それは見過ごされているのではないか。

すぐには解決できない。しかし、もっとましには出来るはずだ。そう思う。




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