2004年10月09日(土) ベトナムまで! |
ミス・サイゴン/帝国劇場/マチネ 台風上陸の最中、ひいこら帝劇まで行ってきやした。 でも傘を差したのは有楽町駅→帝劇間の5分だけ。あとは地下潜伏を決め込み、すっかり台風が去った後にお家に帰ったのでした。 今回はですね、1階D列40番台。即ち4列目でんな。ちょい上手寄り。 どうよ! この席! 電話よ自力よ! 発売開始から2時間近く経ってからつながった席とは思えない。 これでアタシの年内のチケット運は全て使い果たしたと言っても過言じゃありまへーん。 ***************************** えー。 何を書けばいいやらって感じなんだけど、ともかく、あらゆる部分でツボに入る舞台でした。 大きな声じゃ言えませんがエリザベートよりもよっぽど好きだ。 私にはあれくらいリアリティがあった方がいいのかも知れない。ははは。 で。いつものように個人感想箇条書き。 市村エンジニア。 存在感といい如何わしさといい、唯一無二といった感じ。 歌唱力に関しては、今回は分からなかったけど、他も観てみたいなーと思わせる、凄いオーラ。 アメリカンドリームの遊びのある歌は最高でした。 笹本キム。 透き通るような歌声。あの潔癖な雰囲気は、さすが10代といったところでしょうか。 リズムのある曲の方が上手だった気がするな。 石井クリス。 若干怖めのジョン…。『ブイ・ドイ』が…ちょっと弱いかな…。声は比較的細め。でも嫌いじゃないだす。 泉見トゥイ。 同行者のM姉絶賛(色んな意味で)。 レミのマリウスとあんまりにイメージが違うので、驚いた。亡霊の禍々しい空気はなかなか良かったんじゃないかと。 あのシツッコイ感じ、権力にモノ言わせてる感じは、成り上がり感たっぷしね。 高橋エレン。 声、デカッ。物凄い声量でした。かなりお上手。 演技に関しては…。ちょっと相容れなかったな…。しょぼん…。 で。だ。 坂元クリス。 博多座のレミ以来、約10ヶ月ぶりの坂元氏だったわけですが。 これがまた、ものすごく良くてですね。 役がハマり役だったっつうのもあると思うんだけど、随所で泣かされっぱなし。 『サン・アンド・ムーン』の声といい、『ウェディング』シーンのちんまりした正座具合といい。おぉぉぉ。鳩尾に一発入れて持ち帰りたい! と半ば本気で思うくらいでした。 しかも2幕の衣装はさておき(置くな)、GIの衣装が似合うこと似合うこと。 笹本キムとの声も混ざり具合も凄く良かったです。はい。清廉潔白な声同士。 彼目当てでもう一公演行ってもいいなーッ(小声)。 カーテンコール。 市村さんから 『台風、間もなく上陸です!』というありがたーいお言葉の後、ステージから客席にちっこいお花が投げ込まれるんですが。折りしも、坂元さんの立ち位置は我々の目の前。 彼がお花をぽーいと投げる瞬間に、私とM姉 両手を挙げて 『ケンちゃんカモン!』 と、言ってみました。 ら。 ば。 ホントに飛んできたよ! どうなのアナタ! 結局我々の一列前の席の方が取られたんですが、『もう持ってるから』ということで、有難くも譲って頂けたのでした。 うれじぃ…。 天候的に至極有り得ない観劇でしたが、とっても満足。 ただ、8月からやってたのに、どうして今の今まで観なかったのか、とマリアナ海溝より深く後悔しておりますが…。 やはし、筧エンジニアと岡ジョンは観ねばなるまい…。 ちなみに暴風雨の中、別段問題もなくソワレも決行された模様です。 ★本日のお供★ 台風22号 |
遠:![]() My追加 |