ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEX|past|will
2003年02月02日(日) |
晩御飯もアクティビティ |
12月21日(土)午後2時、デューティフリーショップから解放された一家は歩いてホテルに向かった。そんな場所で解散にしなくてもいいと思うのだが、ケアンズの中心部は400メートル四方でめぼしいところはほぼカバーされるとガイドさんが言っていたとおり、歩いたところでたかが知れている。それはまた、お登りさんが街中をノコノコと歩いていても安全ということだ。我が家の家族が泊まるのは朝ごはんを食べたケアンズインターナショナルホテルほどではないが、四つ星のオアシスリゾートケアンズというホテルだ。
ちょっと一休みして、夕方6時にはまた出発しなければならない。お父さんは、本当はひとっ風呂浴びてお刺身でビールをグイーッとやったらそのまま「ああ、疲れたね」などと言いながら、そのままだらしなく畳の上で寝てしまいたいのだが、ここはケアンズ、晩御飯もアクティビティとして改めて外出しなければならない。ホテルまで仰々しいバスが迎えに来た。実はディナークルーズの船が出る桟橋までお散歩としてちょうどいい距離くらいしかない。
さほど期待もしていなかったディナークルーズ、行ってみて驚いた。真っ白い巨大なヨットが我々を待っている。今日は帆はかけずにエンジンで動くようだ。船の入り口で制服を着た男の人がにこやかに出迎えてくれる。きっと船長さんだろう。ハローキャプテン、アウハーユー?などと努めて明るく挨拶したが、あんまり受けない。変だなと思ったが、乗船して受けない訳が判った。ウェイターも含め、船の中のスタッフがみんな同じ制服を身に着けている。船長さんじゃなかったのだ、早とちりしてゴメンね。
食事はまたバフェスタイル、どうせ船の中とは馬鹿にできない充実した内容だ。生のカキがあったので、なくならないうちにと6個も取ってきたのだが、後から後から追加され、最後には余るくらいだった。ケアンズではどこでもそうだったが、飲み物は別会計でその都度現金で支払う。そして、陽気なお兄さん(おじさん?)がずっとギターの弾き語りをしてくれた。
空になったお皿もさっと片付けてくれるので、大変気持ちよく食事ができた。あまり素早く片付けてくれるので、フォークが足りなくなった。子供の英語の訓練だと思って、「フォークを2本持ってきてください」と言ってきなさいと叱咤激励して、ウェイターのお兄さんのところにやった。しばらく悪戦苦闘していたようだが、帰ってきて「指を2本出したり4本出したりしていたけど何とか通じたみたいだよ」と報告した。多分、ツー、フォーで2か4かともめていたのだと思ってしたり顔で説明した。
しばらく経ってそのお兄さんがニコニコしながら持ってきたのは、なんと2杯のコーラだった。この子のために一生懸命考えてくれて、トゥー コークがふさわしいと思ったのだろう。お父さんは、それをもらうよと、「流暢な」英語でとりなし、お金を払った。すると、一旦お金を持って行ったお兄さんが再びニコニコしながら現れ、プレゼントだと返しに来た。ありがたく押し頂いたが、いやな顔ひとつせず処理してくれたスタッフの方々にこの場を借りてお礼を申し述べたい。
なお、このクルーズではスタッフの中に少なくとも2人の若い日本人がいて、結局のところ、英語をしゃべらなくても全く不自由はない。
|